物件探しのリアル

いい家を優先的に紹介されるたった2つの要素(1つめ)

いい家を優先的に紹介されるたった2つの要素(1つめ)

俺を信じろ。幸せにするから。

はい、こんにちは都築です。えー…これは僕のプロポーズの言葉です。今回の記事はまさにこんな内容の記事です。お付き合いください。

最近ですね、大変有り難いことに、毎週末何組かのお客様を物件にご案内できています。いや、マジで契約どころか自分のお客様の案内もなしの週末とかって、仕事していない感ヤバいんですよね(僕のマインドにしても上司からの視線もね。)。そんなこんなで先週末にご案内したお客様は以前からお話を伺えていたので、無事お申込みいただけました。「こういうの探していたんです!ありがとうございます!」と仰っていただけたので、こちらも嬉しかったです。

さて、そこで今回は気分もいいので、皆さんが知りたくてしょうがないと思われる自分にあった物件の情報が優先的にもたらされるようになる秘密の条件をお話しします。ちと長くなるかもなので前後編に分けてお話しさせていただきます。

お客様の特徴と状態で再現可能

ぴったりの物件を紹介される特徴 × 優先的に物件を紹介される状態

基本的な考え方はこんな感じです。実に単純な話ですね。これがそろえば誰でも自分にあった物件が優先的に紹介されます。え、スゴい。再現性あるあたりもはや科学じゃん!不動産科学者として提唱していいですかね。

はい、えー、ちょっとテンション上がっちゃいましたすみません。「そんなの当たり前だろ」とお思いの方もおられるでしょうが、実際のところ、いい物件が欲しいあまりに、あるいは失敗したくないという思いが強いあまりに、この特徴と状態が維持できない人は少なくないんですよ。

この特徴と状態を兼ね備えているお客様に関しては、不動産屋は成約可能性が高いので優先的に扱います。別に選り好みしているわけではありません。何人ものお客様を同時に担当している不動産屋が効率性に動くと必然的にそうなるのです。ちょっと逆説的な話ですが、みんなできていたら優先的にとはできないので、やはり多くはないことの証左なのですよ。

特徴

基本的にどのようなお客様でもお問い合わせいただけるだけで有り難い(いや、本当に!)ため、こういう書き方していいのか悩んだんですが、あえて挙げさせていただくとしたら、こんな感じの方になります。

正直なお客様

え?「いや、お前らの方こそ正直不動産でいろよ」?

…そうですね…いや、本当にそうですね。不信感MAXな業界を勝手に代表して、謝罪いたします。このサイトでは正直すぎて同業から怒られる覚悟で書いています(もうすでに「実は勝負にもならない『持家VS賃貸』」で、そこそこな怒られが発生しました。記事は落としませんが。)ので、どうぞこれからもお付き合いください…。

おっと、話が脱線しました。ここでいう正直とは、何でも本音でお話してくれる方ですね。

正直にお話しいただけると、ご紹介する物件の精度が上がる

たまに、僕らなんぞに見栄をはったり知識がある風に接してくるお客様や、ご要望の背景などを隠してお話しになるお客様がおられるんですが、嘘は大体わかりますし、仮に僕らがそこで騙されたたら、背景を把握できずに表面的なご要望に沿って提案とか内見を案内することになり、お互い時間を無駄にする誰得な展開になります。

特に、お客様のなさっている誤解や思い込みをフォローしたり、お客様がご自身でもお気づきになっていないニーズも汲んだ上でのご提案・ご案内が受けられなくなるのは大変勿体ないと思います。

お客様が自覚しているニーズに加え、自覚されていないニーズも抑えたプラスアルファのご提案ができないだけならまだしも、最悪、思い込みや過剰な期待などを修正せずに家を買い、後になって「こんなはずでは」となるケースもありますので、本当にやめてください。他の誰のためでもなくお客様のために!

特に聞きたいこと

あと、お金持ちぶるのも本当に空しいので止めましょうよ。お金持ちぶって僕らがそれに付き合いで乗っかったとしても、ローン審査からは逃げられません。散々時間と手間かけてローン審査通りませんでしたってなったときのメッキが剥げたときのあの空気は海の水よりしょっぱいですよ・・・。

なにより、立派な家を買うのは目的じゃないですよね。買った家で豊かな暮らしをすることが目的です。自分にあった家を探す方法は「失敗しない家選びの4ステップ」を見ていただくとして、身の丈を超えた家も買えてしまう現実はやはりあります。その後、住宅ローンの返済に追われ続けてきゅうきゅうとした生活を送るなんてどう考えてもQOLの面で疑問です。さっきの「4ステップ」で決めたことや、大切にしたいことや実現したいことを不動産屋に伝えてください。

そこをお教えいただければ不動産屋はご提示するご紹介物件の精度は跳ね上がります。そして、「とりあえず送っておくか」ということが少なくるため、みなさんも興味もない物件の連絡であふれかえることがなくなりみんなハッピーですよね。

遠慮なくはっきりと要望をぶつけてくださるお客様

いいんです!わがままでも!お客様が無理だと思われていたものでも不動産屋的には意外と普通なこともあるし、逆に無理なものは無理だと不動産屋ははっきり言いますので!でも、お願いです。ご要望をはっきり教えてください。

「本当は●●がいいんだけど、無理だろうな、不動産屋さんが面倒だろうな」
「せっかく提案してくれたのにNOとするのはなんだか申し訳ないな」

などのご配慮は有り難くも無用です。せっかくの家です。後悔が無いよう、わがままになってください。

条件やご要望があやふやであっても、話を進めることはまあできます。でも話が進んでから条件やご要望が大幅に変わるとなると、時間とお手間をおかけしてしまうことにつながりかねません。お客様と不動産屋双方のためにご要望をはっきりお伝えくださると大変助かります。受けられるご要望は喜んで叶えようとしますし、無理なものに関してはきちんとご納得いただけるよう無理だとお話しのうえ代替案をご提案します。

なお、決めきれていなくてもかまいません。そういうときは「この点は迷っている」と遠慮なく仰ってください。ご共有いただれば、不動産屋もその点含めご提案・ご案内可能です。さらにいうと物件を案内したりお話ししている間にご要望が変わる方も少なからずいらっしゃいますしね。なお、何から決めたらいいのか判らないとお悩みの方は(失敗しない持ち家の探し方)をご参照ください。

あえて言います。僕らは「正直不動産」目指していますからクソ物件を押し込んだりしませんので、ご安心ください!

以上が、適切な情報をお渡しできるお客様の特徴です。

おっと。少しボリュームが出てきてしまいましたので、今回は前編とさせていただき、この後の後半でどんなお客様に優先的に物件の情報をお送りできるかということを書きますね。

売買では(特に買主は)不動産屋を信じたほうが絶対に有利な理由

まとめとして、もう一回復習しますね。大切なのは、

ぴったりの物件を紹介される特徴 × 優先的に物件を紹介される状態

です!

お客様が嘘をつきたくなる背景には、ご自身が知識や情報に疎く不動産屋につけこまれるのではないのか、というご不安があると思います。特にネットや雑誌の記事での悪評はほかの業種よりも群を抜いているので仕方がないことでしょうね。

でも、詳しくは「『本当にいい物件なら不動産屋が自分で買うでしょ?』ってホント?」で書いていますが、昔と違っていまや不動産屋がお客様をハメるうまみはないのですよ。特に売主ではなく個人でお住まいをさがしているお客様に不利を被らせるようなことは、まじめにやるのと同じ利益なのにリスクだけが跳ね上がります。なかでも僕らみたいな大手じゃないところはね(さりげなくアピール)

まあそこまで難しい話はしなくとも、なんだか嘘が多いよくわからないお客さんって僕らも怖いからフェードアウトしちゃおうかなくらいは考えたりします。

なので、正直なところいい印象を持っていない人も多いであろう不動産屋ではありますが、誠実であることが必要不可欠になっているという現実も踏まえ、家を探している皆さんは強気で正直にご要望をぶつけてくださった方が何かと有利なのです。

それでは引き続き、後編もご参照ください。今回お伝えした「特徴」に加え、次でご紹介する「状態」のふたつが揃うことが重要ですよ。

お気軽に家リアにご相談を!

それでもやはりなんだがピントのずれた物件が紹介される、もっと物件が紹介してほしいという皆さんは、こちらからご相談ください。しつこい営業はしませんし、こまめに連絡・対応させていただきます。

それでは、引き続き Enjoy 家探し!

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